「毎日3万円が手に入る」「2年で14億円の資産構築」……。そんな夢のような言葉で、副業初心者や現状に不安を抱える人々を誘惑しているのが、河野真美(こうの まみ)氏が提唱する「GRAND SLAM(グランドスラム)」です。
僕はかつて、IT企業で10年間必死に働いて貯めた1000万円を、月利10%という甘い言葉に乗せられて一瞬で失いました。あの時の絶望、そして1年間にわたる鬱状態……。そんな経験があるからこそ、この「GRAND SLAM」という案件を見た瞬間に、強烈な違和感と怒りを感じずにはいられません。
結論から言いましょう。この案件は非常に危険です。競馬というギャンブルを「資産形成」と呼び、根拠のない利益保証を謳う手口は、僕が騙された詐欺案件と酷似しています。この記事では、プロの目線で「GRAND SLAM」の裏側に隠された真実を徹底的に暴いていきます。
東大卒の河野真美さんが教えてくれるなら、本当に稼げるんじゃないかと思ってました……。やっぱり怪しいんでしょうか?
小野寺
その「東大卒」という肩書き自体が、信憑性に欠けるものなんです。僕が1000万失った時も、紹介者は「成功者」を完璧に演じていました。まずは冷静に、データと事実を確認していきましょう。
河野真美のGRAND SLAM(グランドスラム)とは?概要をチェック

まずは、GRAND SLAMがどのようなビジネスモデルを掲げているのかを整理します。彼らの主張を鵜呑みにするのは危険ですが、まずは敵を知ることから始めましょう。
競馬を「投資」にすり替える危険なロジック
GRAND SLAMの最大の特徴は、競馬をギャンブルではなく「資産形成の市場」として扱っている点です。彼らのLP(ランディングページ)では、以下のような魅力的な言葉が並んでいます。
- 毎日3万円以上の収入を完全保証
- 2年で14億円を構築するシステム
- 東大卒の河野真美が開発した独自のロジック
しかし、ぶっちゃけて言いましょう。競馬は公営競技、つまり「ギャンブル」です。 胴元(JRAなど)が約20〜25%の手数料を差し引く構造上、参加者全員の期待値は100%を下回ります。これを「毎日3万円保証」と呼ぶのは、数学的にも論理的にもあり得ません。
「保証」という言葉の罠
投資やビジネスの世界で「絶対」や「保証」という言葉を使うのは、詐欺案件の常套手段です。僕が騙された案件も、最初の3ヶ月は配当がしっかり入っていました。だから「本物だ」と確信してしまった。GRAND SLAMも、最初は勝たせる演出をするかもしれませんが、最終的にはあなたの資産を奪うことが目的であることを忘れないでください。
提唱者「河野真美」の正体を徹底調査
このプロジェクトの顔である河野真美氏。彼女の経歴が本当であれば信頼に値するかもしれませんが、調査の結果、驚くべき事実が判明しました。
東大卒というエリート設定の信憑性
河野真美氏は「東京大学卒業、現在は大学院に在籍中」という輝かしいプロフィールを掲げています。しかし、インターネット上やSNS、学術データベースなどをいくら探しても、彼女の存在を裏付ける情報は一切出てきません。
【調査結果】
・東大の卒業生名簿や研究実績に名前がない
・過去のメディア露出やSNSの履歴が皆無
・「河野真美」という名前自体が偽名の可能性が高い
これは、プロダクションが雇った「演者」である可能性が極めて高いです。IT企業に勤めていた僕から見れば、こうした「権威性」を捏造して情弱を騙す手法は、あまりにも古典的で吐き気がします。
捏造された「新聞記事」の証拠
GRAND SLAMの宣伝資料には、彼女が新聞に取り上げられたかのような画像が掲載されています。しかし、よく見ると日付が「令和元年」となっている一方で、記事の内容は「令和4年」の出来事に触れているなど、整合性が全く取れていません。曜日すら間違っている始末です。
こんな杜撰な捏造をする連中が、あなたの資産を守ってくれるはずがありません。マジで、許せませんね。
特商法から見る「トラスト株式会社」の危うい実態
副業案件の安全性を判断する上で、最も重要なのが「特定商取引法に基づく表記」です。ここには運営会社の実態が隠されています。
運営会社:トラスト株式会社の評判
GRAND SLAMを運営しているのは「トラスト株式会社」です。代表者は畑岡宏光氏。この名前、副業検証界隈では非常に有名です。過去にいくつもの「稼げない」と批判される案件をリリースしてきた人物だからです。
頻繁に行われる「住所変更」と「会社変更」
トラスト株式会社の登記情報を確認すると、設立からわずか7年ほどの間に5回も住所を変更しています。
- 2017年11月:品川区西五反田2-25-3
- 2018年9月:品川区東五反田4-9-2
- 2019年11月:品川区西五反田8-2-5
- 2022年1月:品川区西五反田5-5-11
- 2023年12月:品川区西五反田8-12-5
なぜ、これほど頻繁に住所を変える必要があるのでしょうか? ぶっちゃけ、「悪評が広まったら逃げる準備をしている」としか思えません。また、案件によっては「アクシス合同会社」や「株式会社RIYODA」など、運営会社を使い分けている形跡もあります。これは責任の所在を曖昧にするための典型的な手口です。
GRAND SLAMの登録後に待ち受ける高額費用の罠
「無料で見られる動画」という入り口から、最終的にはどのようにお金を毟り取られるのか。そのプロセスを解説します。
DARBY GRAND SLAM CLUBへの勧誘
LINE登録をすると、数日間にわたって「いかにこのシステムが凄いか」を説くプロダクトローンチ動画が送られてきます。そして最後に提示されるのが、有料コミュニティへの参加費用です。
参加費用:98,000円(税込)
「たった9万8千円で毎日3万円入るなら安い」……そう思ったあなたは、すでに詐欺師の術中にはまっています。僕も1000万円を失った時、最初は「これくらいなら投資として安い」と思ってしまいました。しかし、この9万8千円はあくまで「入り口」に過ぎません。
さらなるバックエンド商品の存在
こうした案件では、入会後に「さらに勝率を上げるためのVIPプラン」や「個別サポート」と称して、数十万、数百万単位の追加請求が続くことが一般的です。一度お金を払ってしまうと、「元を取りたい」という心理(サンクコストバイアス)が働き、さらにお金を注ぎ込んでしまう……。これが、僕が鬱になるまで追い詰められた地獄の入り口です。
口コミと評判:ネット上のリアルな声
GRAND SLAMに関する口コミをリサーチしましたが、驚くほど「稼げた」という具体的な証拠が見当たりません。
批判的なレビューが9割以上
検索エンジンで「河野真美 GRAND SLAM」と検索してみてください。出てくるのは「詐欺」「怪しい」「稼げない」といった検証記事ばかりです。Yahoo!知恵袋でも、不安を感じたユーザーからの相談が相次いでいますが、肯定的な回答はほとんどありません。
サクラによる「稼げた」投稿に注意
稀に「本当に稼げました!」というSNSの投稿やブログを見かけることがありますが、それらには具体的なレース結果や通帳の画像などの証拠が一切ありません。これらは運営側が用意したサクラ、あるいは紹介報酬目的のアフィリエイターによる投稿である可能性が非常に高いです。騙されないでください。
でも、動画の中ではみんな笑顔で感謝してましたよ? あれも全部嘘なんですか?
小野寺
残念ながら、今の時代、役者を雇って「喜びの声」を撮影するのは簡単なんです。僕が騙された時も、豪華なパーティー動画を見せられました。でも、中身は空っぽだった。形だけの演出に惑わされないでください。
【結論】GRAND SLAMをブックマークして警戒せよ
ここまで調査してきた内容をまとめます。河野真美のGRAND SLAMが、なぜ「本物」ではないのか。その理由は明確です。
GRAND SLAMが推奨できない5つの理由
- 競馬というギャンブルを「投資」と偽っている(期待値が100%以下の市場で毎日3万保証は不可能)
- 提唱者・河野真美の経歴が捏造されている(東大卒の証拠なし、新聞記事もフェイク)
- 運営会社の信頼性が極めて低い(頻繁な住所変更、過去の悪評案件との繋がり)
- 高額なバックエンドへの誘導が目的(98,000円を払っても稼げる保証はない)
- 実績証拠(エビデンス)が皆無(具体的な的中実績や出金記録が公開されていない)
小野寺からの切実なメッセージ
お金を失うのは一瞬ですが、それを取り戻すには何年もかかります。僕が1000万円を失った時、一番辛かったのは「自分の無知さと、欲に目が眩んだことへの自責の念」でした。あなたには、そんな思いをしてほしくありません。
もし、今この案件に申し込もうとしているなら、一度スマホを置いて深呼吸してください。そして、この記事をブックマークして、いつでも読み返せるようにしておいてください。怪しい案件は、形を変えて何度もあなたの前に現れます。その度に、このチェックポイントを思い出してほしいんです。
正しい知識があれば、騙される確率はゼロにできます。
僕は独学で猛勉強し、10万円から投資を再開して、失った1000万円を取り戻しました。楽して稼ぐ方法は存在しませんが、正しい知識を持って着実に稼ぐ方法は存在します。一緒に、賢い投資家・副業家を目指しましょう。
GRAND SLAMのような案件に貴重なお金と時間を使うのは、もうやめましょう。もっと安全で、地に足のついた副業は他にたくさんあります。何か不安なことがあれば、いつでも僕のブログを参考にしてくださいね。